米グーグルは2016年10月4日(現地時間)に開催した新製品発表イベントで、Google Assistant対応スピーカー「Google Home」などの新製品を発表した。なお、いずれの製品も米国向けの価格や販売チャネルが発表されているが、「Chromecast Ultra」のみ日本のGoogleストアでも価格が表示されている。
家庭内のWi-Fi環境を最適化するルーター製品「Google Wifi」
家庭内のWi-Fi環境を最適化するルーター製品としては「Google Wifi」を発表した。2015年にグーグルが発表した「OnHub」を進化させたものになる。米グーグルのMario Queiroz氏が詳細を説明した(写真1)。
従来のWi-Fiルーター製品では家庭内の中心から全ての部屋をカバーしようとするため、個々の部屋で最適なシグナルを得ることは困難だとQueiroz氏は指摘する。これに対してGoogle Wifiは、複数の端末を家庭内に配置することでそれぞれが連携し、シグナルを最適化する機能に対応する。
AndroidとiOS向けに、管理用のアプリも提供する。特定のGoogle Wifiのシグナルをオフにすることで食事中のスマホ利用をやめさせる機能や、ルーターにつながったデバイスが使用している帯域を確認し、優先度を設定するといった機能にも対応するとした(写真2)。
米国では11月に予約注文を開始し、12月に発売する。価格は1個が129ドル、3個パックでは299ドル。販売チャネルとしてはGoogleストアや米Amazon.com、米Best Buyなどを挙げた(写真3)。
Echo対抗の音声認識スピーカー「Google Home」
Google I/O 2016で概要を発表した「Google Home」についても、正式に発表した。米Amazon.comの「Amazon Echo」に対抗したスピーカー製品になる。詳細な機能はグーグルのRishi Chandra氏が解説した(写真4)。