HOYAサービスは2016年10月4日、VoiceText新コンセプトサイト「音声合成の声優事務所」を更新し、方言音声合成キャラクター「博多弁・かんな」「大阪弁・なお」を追加したと発表した。同サイト上でサンプルボイスを試聴できる。同時に、音声合成キャクターが演じるSOUND STORY第3話「かんなのお願い」を同サイト上で公開した。

 音声合成の声優事務所では、音声による対話インタフェースが必要となる製品・サービス向けに、「感情音声合成」技術によりさまざまな個性を持った「音声合成の声優」を提供している。ロボットや仮想パーソナルアシスタントが身近になるに伴い、人とロボットがコミュニケーションするための感情や個性を持った声が必要とされているという。

 今回追加した音声合成キャラクター「かんな」はおっとりとした癒やしのある博多弁ボイス、「なお」はハキハキと元気な大阪弁ボイス。VoiceTextの新技術「喋り方の変更」により、「声質」と「喋り方」を組み合わせることで、方言を話す合成音声キャラクターが可能になった。

 VoiceTextは、文章を入力するだけで合成音声を作成できるアプリケーション。大規模な音声データベースにより、ガイダンスやニュースなどさまざまな内容の文章で自然なイントネーションと明瞭な発音の合成音声を作成できる。日本語、英語、中国語、韓国語など8カ国語に対応する。

「音声合成の声優事務所」のWebサイト
HOYAサービスのWebサイト