写真1●パナソニックの2016年年末商戦モデル向けレッツノート「SZシリーズ」
写真1●パナソニックの2016年年末商戦モデル向けレッツノート「SZシリーズ」
(出所:パナソニック)
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写真2●パナソニックの2016年年末商戦モデル向けレッツノート「RZシリーズ」
写真2●パナソニックの2016年年末商戦モデル向けレッツノート「RZシリーズ」
(出所:パナソニック)
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 パナソニックは2016年10月4日、ノートPC「Let's note(レッツノート)」の年末商戦向けモデルを発表した。既存の夏商戦向けモデル(関連記事)と基本ラインアップは共通で、CPUや通信機能などの小幅な仕様変更を行う。

 新モデルでは、主力の「SZ」「RZ」「LX」の各シリーズで、米インテルの最新のCPU「第7世代Coreプロセッサー」を搭載する。SZとRZについてはレッツノートでは初めて、国内専用ながら「SIMロックフリー」のLTE通信に対応するモデルを用意した。LTEの通信速度は受信時最大300Mbps、送信時最大50Mbpsで、従来機より増速している。LTE対応バンドは1、3、8、18、19、21、28、41である。

 公式に接続保証するのはパナソニックの格安SIM「ワンダーリンク(Wonderlink)」のみだが、「新モデルは日本で使われている主要周波数帯に対応しており、大手キャリアやMVNO(仮想移動体通信事業者)の多くのSIMカードで接続できるはずだ」(同社)という。法規制の関係から、海外ではLTE通信を利用できない。

 ノートPC「SZ」の店頭向け最上位モデル「CF-SZ6FFMQR」(写真1)はディスプレイが12.1型(解像度1920×1200ドット)でOSはWindows 10 Pro 64bitを搭載する。CPUがCore i7-7500U(2.70GHz、最大3.50GHz)、SSD 256GB、メモリー8GB。通信は有線LANと無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth v4.1、LTEに対応する。バッテリー駆動時間は約22時間(JEITA 2.0)。重さは約1.05kg。Office Home and Business(2016)が付属する。発売は10月14日で、想定実売価格は28万円前後(税別)。

 タブレットとしても使える変形ノートPC「RZ」の店頭向け最上位モデル「CF-RZ6EFLQR」(写真2)はディスプレイが10.1型(解像度1920×1200ドット、タッチパネル付き)で、OSはWindows 10 Pro 64bitを搭載する。CPUがCore i5-7Y54(1.20GHz、最大3.20GHz)、SSD 256GB、メモリー8GB。通信は有線LANと無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth v4.1、LTEに対応する。バッテリー駆動時間は約11.5時間(JEITA 2.0)。重さは約0.775kg。Office Home and Business Premium(2016)が付属する。発売は10月14日で、想定実売価格は27万5000円前後(税別)。

 パナソニックが夏商戦向けモデルまでラインアップしてきたWindows 7ダウングレードモデルは、店頭向けでは姿を消す。「最新の第7世代CoreプロセッサーでWindows 7の動作が難しくなるのが最大の要因」(パナソニック)という(関連記事:Windows 7は最新CPUでは使えない? サポート状況まとめ)。法人向けモデルでは、当面の間Windows 7ダウングレードモデルの提供を続けるとしている。