NECプラットフォームズは2016年10月3日、NECの独自技術を使って実効スループット約1428Mbpsで通信できるIEEE802.11ac対応の無線LANルーター「Aterm WG2600HP2」を10月13日に発売すると発表した。価格はオープンで予想実勢価格は2万2000円前後。

Aterm WG2600HP2
Aterm WG2600HP2
(出所:NECプラットフォームズ)
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 4本のアンテナを採用した4ストリーム対応により、5GHz帯で1733Mbps、2.4GHz帯で800Mbpsの高速通信(理論値)が可能という。同製品にはNECの独自技術である超小型で高性能の「μSRアンテナ」や最大25%のノイズを抑制する「μEBG構造」、μSRアンテナを活用して実効スループットを最大213Mbps向上させる新アンテナシステムを採用した。

 従来機種と比べて、より球体に近い形で全方位に電波を送信する。これにより利用者はアンテナを調整せずに、家中どこにいても高速で安定した無線通信を利用できるという。さらに無線LAN端末に集中して電波を送信する「ビームフォーミング機能」や、各端末の電波強度などに応じてより適切な周波数帯に自動的に移動させる「バンドステアリング機能」などにも対応した。

 このほかにも、ルーターに接続している端末の一覧や、機器ごとの接続周波数帯や電波強度などの状態表示をスマートフォンやタブレット端末などで確認できる「見えて安心ネット」を搭載する。不正アクセスされた端末を検出して「不正な端末」として登録すれば、以降は接続を拒否することもできるという。子どものゲーム機が接続すると保護者にメール通知するような使い方もできる。

 WANポートは1個、LANポートは4個で、いずれもギガビットイーサネットに対応。本体寸法は幅38×奥行き130×高さ181mm、重さは約0.6kg。

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