レノボ・ジャパンは2016年9月27日、都内で新製品発表会を開催し、ペンとキーボードが特徴の「YOGA BOOK」、Tango対応スマホ「PHAB2 Pro」、モトローラブランドのスマートフォン「Moto Z」と「Moto Z Play」など、レノボとモトローラの新製品を一挙発表した(写真1)。
日本での発売予定は、「YOGA BOOK」と「Moto Z」、「Moto Z Play」が10月中旬より出荷を開始し、「PHAB2 Pro」は11月下旬より予約販売を開始する。
レノボ留目氏「コンピューティングパワーはまだ普及していない」
レノボ・ジャパンからは、代表取締役社長の留目真伸氏が登壇。「本日はレノボグループとして、スマートフォンや2-in-1の新製品を発表する。だが、我々は単に市場シェアを伸ばすことだけを目的とはしていない」と切り出した(写真2)。
留目氏はPCの歴史を振り返り、「もともとパーソナルコンピューターは、それまで一部の研究者や大企業にしか使えなかったメインフレームの計算能力を、個人が生活や業務の中で使えるようにしたものである」と語った。
その上で、「スマホの登場により、コンピューティングパワーを持ち歩く時間は増えているものの、それでも24時間365日、人間をサポートしたり予期せぬ発見をもたらしてくれたりするものにはなっていない。コンピューティングパワーは、十分に普及しているとはいえない」(留目氏)と指摘する。
これに対してレノボは、「PCという箱だけを見ていると、もう成熟しており進化しないのではないかと思われがちだ。だが、もっとやれることがある」として、IoT分野などで他社との協業により「共創」を進めていく考えを示した。
キーボードとペンを活用できる革新的な2-in-1「YOGA BOOK」
YOGA BOOKについては、レノボ・グループ グローバル本社 Android&Chromeコンピューティングマーケティングディレクターのアンジャナ・スリニバサン氏が発表した(写真3)。