米LinkedInは現地時間2015年9月22日、一連のサービス強化を発表した。チャットボットの導入やデスクトップ版のリニューアルなどを予定しているほか、新たに学習ツールを提供する。

 メッセージングプラットフォームにボット技術を組み込み、よりスマートなメッセージング体験の実現を目指す。LinkedInに登録しているメンバーは、例えばチャットボットを利用してミーティングに都合の良い時間や場所を手軽に特定し、スケジュールを決定できる。

 デスクトップ版のデザイン刷新では、モバイルアプリケーションの良さをデスクトップにも反映させたいとしている。よりシンプルで見やすく、必要な情報に直感的にアクセスできるようにする。

 またニュースフィードを通じて、メンバーごとに関連性の高い業界ニュースや注目のコンテンツを配信する。

 学習ツール「LinkedIn Learning」は、昨年買収したオンライン学習サービス「Lynda.com」(関連記事)をベースに、LinkedInのデータおよびネットワークを組み合わせる。メンバーが身につけるべきスキルを判断し、必要なスキルを得るための専門家による習得コースを提供する。

 LinkedInの登録メンバー数は2016年第2四半期末(6月末)時点で4億5000万人にのぼる。LinkedInは、米Microsoftが同社を約262億ドルで買収することで6月に合意している。買収手続きは年内に完了する見込み(関連記事)。

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