日本テレビ放送網と住友商事は2016年9月21日、コメディードラマ「J.K.K(Jenaka Kampung Kalut)」(ハチャメチャ村)のシーズン2が、11月20日からマレーシアの地上テレビ放送局「TV3」で放送されることが決定したと発表した。同番組は、マレーシアの大手メディアグループであるMedia Primaの子会社である番組制作会社および地上テレビ放送局と共同で企画・制作したもので、今回の発表もこの2社(Primeworks StudiosとSistem Televisyen Malaysia)と連名で行った。

 今回の取り組みは、総務省の「放送コンテンツ海外展開総合支援事業」の事業企画として採択されている。日本の魅力ある商品・サービスの海外需要開拓を目指すクールジャパン機構事業や地方創生などの目的に沿って取り組む。

 現地の人気ドラマのシーズン2となる今回の作品では、新たに日本人の配役が加わり、ドラマの展開に沿って日本産品や日本各地が紹介される。クアラルンプールで2016年10月にオープンする「ISETAN The Japan Store」と連携し、クールジャパン機構事業の一つとして日本商品の販売を予定する。そのほかの現地店舗や通販サイトでも「J.K.K」で紹介した商品を視聴者がすぐに現地で購入できる仕組みを作り、商品のアウトバウンド効果の向上を目指す。

 全13話のうち3話は日本(愛媛・長野・東京)で撮影される。商品の生産地である愛媛県や長野県でロケを行うなどして、インバウンド観光の促進も目指す。

 両社は、この企画を通じ、経済産業省や農林水産省、国土交通省、海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)のマレーシアにおける事業展開のPR支援を進める。

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