日本マイクロソフトの公式ページ「Azureの状態」によると、2016年9月15日午後8時48分(世界標準時11時48分)、Microsoft Azureの一部のサービスで世界規模の障害が発生(画面1)。日本時間の同日午後11時30分ごろに、ほぼ復旧した。

画面1●「Azureの状態」に表示された障害発生のアナウンス(2016年9月15日午後11時20分ごろ)
画面1●「Azureの状態」に表示された障害発生のアナウンス(2016年9月15日午後11時20分ごろ)
(出所:日本マイクロソフトの公式ページ「Azureの状態」)
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 障害が発生したサービスは、Azure DNS、SQL Database、Web Apps、Visual Studio Team Services、API Management、Service Busの六つ。ネットワーク障害などにより、サービスが停止したり、遅延が起きたりした模様。

 障害が発生した地域(リージョン)はサービスによって異なり、全リージョンで発生したのはAzure DNS。そのほかのサービスの障害発生リージョンは限定的という。

 東日本リージョンでは9月15日午後11時20分時点で、「Azureの状態」において、上記のサービスすべてで障害が発生している(Visual Studio Team Servicesは未提供)という表示になっていた(画面2)。西日本リージョンは同時刻に、Azure DNSとWeb Appsの障害のみだった。

画面2●「Azureの状態」に表示された、サービス障害の状況(2016年9月15日午後11時20分ごろ)
画面2●「Azureの状態」に表示された、サービス障害の状況(2016年9月15日午後11時20分ごろ)
(出所:日本マイクロソフトの公式ページ「Azureの状態」)
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 ただしその時点で既に、一部のAzureパートナー企業からは「東日本リージョンと西日本リージョンでのSQL DatabaseとWeb Appsの正常動作を確認した」という声が上がっており、実際には9月15日午後11時30分より前に復旧したと見られる。