イッツ・コミュニケーションズ(イッツコム)は2016年9月13日、愛媛CATV(本社:愛媛県松山市)およびCAC(本社:愛知県半田市)と、スマートホームサービス「インテリジェントホーム」の販売に関して基本合意したと発表した。両社が加わることで、同サービスを提供するケーブルテレビは20局となる。対象世帯数は約652万世帯になる。

 同社のインテリジェントホームは、ホーム・コントロールおよびホーム・モニタリング型サービスを提供する。対象物件に設置したIPカメラやスマートロック(電子錠)、各種センサー(モーションセンサーやドア・窓センサー)、家電コントローラーなどのデバイス一式を、インターネットを経由して利用者のスマホなどに搭載した専用アプリから遠隔でコントロールしたり、センシングしたりできる。

 イッツコムは、「インテリジェントホーム」のライセンスを愛媛CATVとCACに提供し、イッツコムの子会社であるConnected Designが同サービスで利用する各種デバイスを販売する。両社は10月に「インテリジェントホーム」サービスの販売を開始する。

 インテリジェントホームは、イッツコムに加えて、これまでに旭川ケーブルテレビ、沖縄ケーブルネットワーク、ひろしまケーブルテレビ、ふれあいチャンネル、ベイ・コミュニケーションズ、コミュニティネットワークセンター(傘下局11局)、ケーブルテレビ品川などのケーブルテレビ事業者に採用されている。

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