米Facebookは現地時間2016年9月12日、「Facebook Messenger」と連係するアプリケーションを開発するためのプラットフォーム「Messenger Platform」の新版「v1.2」を発表した。決済や共有機能をチャットボットに追加できる。

 開発者や企業は、Messenger Platform v1.2を利用することにより、Messenger上で顧客とのやりとりにおいて「Buy Now」ボタンを備えたおすすめの商品情報を提示し、直接Messenger上での購入を促すことができる。

 ユーザーは、MessengerあるいはFacebookに決済情報が登録されていれば、Messengerから離れることなく、気に入った商品の支払いを簡単に完了できる。

 支払い機能は、米国内で一部開発者を対象にベータ提供する。年末までにより多くの開発者が利用できるようにする。

 そのほかMessenger Platform v1.2では、ユーザーが気に入ったボットや個々のメッセージを手軽に友だちと共有できる機能を追加したり、初めて会話するユーザーに対してチャットボットに関する概要を表示するウエルカムスクリーンを実装したりできる。

 Facebookによると、約半年前にMessenger Platformを公開して以降、すでに3万以上のMessenger対応チャットボットが開発されているという。

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