日本ヒューレット・パッカードは2016年9月12日、ユーザー企業のオンプレミス環境とMicrosoft Azure環境をまとめて従量課金制で利用できるようにしたIT資産調達サービス「HPEフレキシブルキャパシティwith Microsoft Azure」を発表、同日販売を開始した。

HPEフレキシブルキャパシティの概要
HPEフレキシブルキャパシティの概要
(出所:日本ヒューレット・パッカード)
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 HPEフレキシブルキャパシティとは、日本ヒューレット・パッカードが所有するIT資産をユーザー企業のオンプレミス環境に設置し、これを従量制の月額料金で利用できるようにしたサービス。利用するサーバー台数、ストレージ容量、SANスイッチのポート数、ネットワークスイッチ台数、サポートサービスなどに応じて課金する。

 今回、HPEフレキシブルキャパシティで提供できるIT資産を拡充し、新たにクラウドサービスのMicrosoft Azureを組み合わせて購入できるようにした。これにより、ユーザー企業は、オンプレミス環境とクラウド環境で構成するハイブリッドクラウド環境一式を、日本ヒューレット・パッカードを窓口としながら従量課金型で利用できるようになった。Microsoft Azureに対する保守サポートも、日本ヒューレット・パッカードがワンストップで提供する。

 今回のサービスは、2015年12月に米ヒューレット・パッカード・エンタープライズと米マイクロソフトが共同発表した戦略的提携によって、米ヒューレット・パッカード・エンタープライズのユーザーに向いたパブリッククラウドとしてMicrosoft Azureを認定したことを受けたもの。