朝日放送(ABC)グループのABCインターナショナル、サニーサイドアップ、ホテル向けVODソリューションを提供するブリッジ・モーション・トゥモローの3社は、共同でインバウンドメディアのサービス提供を2016年12月に開始すると9月7日に発表した。

 「ホテルの客室」という旅行者にとって最もパーソナルな空間をマーケティングチャネル化することで、高い購買力を持つ訪日観光客に対してダイレクトにアプローチする「Made in Japan おもてなしチャンネル」を展開する。第一弾の提携先はアパホテルである。

 宿泊客の多くが利用するVODサービスを通じて、多言語対応の映像で商品の魅力を伝える。併せて、その場で端末決済ができるレジ機能、配送機能を付加できるようにする。

 まずは訪日外国人旅行者の中で大きなシェアを占める中国人を対象に、全編中国語・中国人キャストの動画によるサービスを開始する、その後、対象言語や対象客室を拡大していく。2020年に18万室を目指す。

 12月のサービス開始に向けて、このサービスを利用して「商品を販売したいメーカー」「送客を希望する飲食店」「商業施設運営会社」「訪日外国人旅行者へのPR手段としての広告掲載を希望する自治体や観光施設運営会社」などパートナーを広く募集していく予定。

 サービス開始に向けては、訪日外国人に人気の日本商品、家電やお菓子、化粧品、薬や日本酒なども販売を計画中という。

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