楽天グループのRakuten Koboは2016年9月6日、日本を含む世界10カ国で電子書籍リーダー「Kobo Aura ONE」を発売した。Koboシリーズの最上位モデルであり、これまでKobo社が提供してきた電子書籍リーダーの中で、最大かつ最薄の端末となる。カラーはソフトブラック。価格は2万2800円(税抜)。楽天Kobo電子書籍ストアのほか、書店内Koboストアの一部店舗、家電量販店「ビックカメラ」で取り扱う。

大型ディスプレイ、自動調光、防水機能を搭載した電子書籍リーダー

 「Kobo Aura ONE」は、Carta E Ink HDを採用したタッチスクリーン対応7.8インチのディスプレイを搭載し、薄さ6.9mm、重さ約230gの電子書籍リーダーだ。ディスプレイ解像度は1872×1404(300dpi)。8GBのストレージを内蔵し、約6000点のテキストベースの書籍を保存できる。

7.8インチ液晶を持つ大型の電子書籍リーダー「Kobo Aura ONE」(撮影:大類 賢一、以下同じ)
7.8インチ液晶を持つ大型の電子書籍リーダー「Kobo Aura ONE」(撮影:大類 賢一、以下同じ)
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 目に優しいとされる「ComfortLight PRO」技術を採用し、昼でも夜でも最適な明るさに自動的に調整できる。ライトの明るさを徐々に変化せる「ナチュラルライト」機能により、就寝時間にあわせて、ブルーライトの露光量を抑えていくことも可能だ。IPX8企画に準拠し、水深2メートルで最大60分の使用が可能な防水性能を備えており、入浴中でも使用できる。また端末ロック機能も搭載。スリープ解除や電源オンの際に4ケタの暗証番号を入力させることで第三者による操作を防ぐことも可能である。

 楽天 デジタルコンテンツカンパニー プレジデントの相木 孝仁氏は、「電子書籍業界としてはコミックが人気だが、Koboは文字モノが約5割を占める。読書好きに支持されている電子書籍リーダー」と語る。

楽天 デジタルコンテンツカンパニー プレジデントの相木 孝仁氏
楽天 デジタルコンテンツカンパニー プレジデントの相木 孝仁氏
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