パナソニックは2016年9月5日、同社のMVNO回線を活用することで、現行システムを生かしたままISDNからIPネットワークへの移行(マイグレーション)を可能にする「ISDNマイグレーションサービス」を10月上旬から提供開始すると発表した。

 M2Mゲートウエイ専業ベンダーであるセンチュリー・システムズと共同で、SIMカードを直接挿入できる「ISDNマイグレーション用M2Mゲートウェイ」を開発した。現行システムをそのまま接続できるインタフェースを搭載し、ISDNを活用した現行システムをそのままIPネットワークにマイグレーションできる。

 ISDN現行システムをそのまま維持する形でIPネットワークに接続するため、システム変更にかかるコストを抑えられる。また、パナソニックのMVNO回線を活用することで、システム端末の回線費用を現行のISDNと比べて約3分の1に削減できるとする(ISDNの一般的な利用費用と同社MVNO回線プランとの比較例)。

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