図●サービスイメージ(発表資料から)
図●サービスイメージ(発表資料から)
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 NTT東日本は2016年8月31日、法人利用者向けに「クラウドゲートウェイ」シリーズの提供を開始すると発表した(図1)。フレッツからパブリッククラウドへ簡単・セキュアな接続を実現するサービスとして、2016年9月1日から「クラウドゲートウェイ アプリパッケージ」、2016年10月11日から「クラウドゲートウェイ クロスコネクト」を提供する。

 クラウドゲートウェイ アプリパッケージでは、インターネットを経由せずにクラウドサービスへ接続する機能と、アプリケーションサーバーをパッケージ化し、従量課金制で提供する。クラウド上でアプリケーションを簡単・セキュアに利用したい法人利用者に向ける。9月時点では、Amazon.com, Inc.のAWSのみに対応する。NTTコミュニケーションズのECLなど他のクラウドサービスにも順次対応を予定する。

 クラウドゲートウェイ クロスコネクトは、信頼性の高い閉域ネットワーク経由でクラウドサービスを利用したい法人向けに、NTT東日本が提供するフレッツ・VPNサービスからクラウドサービスへの接続を可能とする定額制のネットワークサービス。2016年10月時点では、AWSのほかニフティのニフティクラウドに対応する。他のクラウドサービスにも順次対応を予定する。

 自社ブランドでのサービス提供を希望するパートナー企業には、「クラウドゲートウェイ アプリパッケージ」と「クラウドゲートウェイ クロスコネクト」をOEM提供する。

 NTT東日本によると、法人利用者やシステムインテグレーターから、回線調達や運用の手間をかけずにNTT東日本のフレッツなど閉域ネットワークからクラウドサービスへ簡単・セキュアにつなぎたいという要望があったため、とサービス開始の背景を説明する。

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