Credit: Google
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 米Googleは現地時間2016年8月29日、メディアストリーミング機能「Google Cast」を「Chrome」ブラウザーに統合したと発表した。

 Google Castは約2年前より拡張機能として提供していたもの。例えば、ブラウザーで再生している「Netflix」サービスのビデオや、Web共有している写真のスライドショーなどを、テレビの大画面に転送して家族で視聴したりできる。

 Google Cast統合により、Chromeに拡張機能をインストールすることなく、Chromeからコンテンツをストリーミング(キャスト)して仲間や家族で楽しめるようになるとしている。

 ブラウザーの「Cast」アイコンまたは「Cast…」メニューから、「わずか数クリックで」同一ネットワーク上にあるテレビやスピーカーなどのGoogle Cast対応デバイスに手軽にキャストできる。ビデオチャットサービス「Google Hangouts」でのテレビ会議や教育向けアプリケーション「Google Cast for Education」を用いた授業なども、より簡単に実行できるようになる。

 Googleによると、Chromeからのキャストは急速に広まっており、7月だけで3800万回以上のキャストが行われ、キャストされたコンテンツの視聴時間は5000万時間以上にのぼるという。

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