米Amazon.comは現地時間2016年8月25日、米国サイト内に自動車情報のページ「Amazon Vehicles」を開設したと発表した。数千種に上る新旧モデルの情報を集めたページで、車の購入を検討している人や、部品やアクセサリーを購入したい人に役立つ情報ページだとしている。

 同社は、日本のサイト(Amazon.co.jp)内に、新車のリース販売や中古車販売のページを設けているが、米国のAmazon Vehiclesはこれとは異なり、自動車販売は行わない。同社のAutomotive部門ディレクターのAdam Goetsch氏は、「我々の目的は、お客様にとって最も重要で、調べごとの多い買い物の手助けをすることだ」と述べている。

 Amazon Vehiclesは同社の商品販売ページと同様に、検索や種類別の一覧表示などが行える。左のサイドメニューでは、ボディタイプ(セダン、クーペ、ワゴン、SUVなど)、メーカー、モデル名、年式、乗車定員、燃費、トランスミッション、駆動方式(FF、FR、4WD)などで絞り込める機能が利用できる。また各モデルの詳細ページには、写真や動画、仕様、メーカー希望小売価格(MSRP)、カスタマーレビューなどを表示している。

 Amazon.comによると、Amazon Vehiclesは自動車オーナーや愛好者のコミュニティーとしての機能も備える。ほかの利用者に、使い勝手や走行性能などについて質問をしたり、自分の車の写真やコメントを投稿したりして交流できるという。

 なお、Amazon.comには、自動車部品やアクセサリーを販売する「Amazon Automotive」があり、今回開設したVehiclesはその延長上のサービスとなる。Amazon Automotiveには、利用者が自分の所有するモデルを登録しておくと、そのモデルに対応した部品やアクセサリー製品を自動検索して表示する「Amazon Garage」という機能があり、これに3500万人以上が登録していると、Amazon.comは説明している。

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