図●「つながるライト」の概要
図●「つながるライト」の概要
(出所:ボクシーズ)
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 ボクシーズは2016年8月25日、IoT電球の見守りサービス「つながるライト」と、ビッグローブ(BIGLOBE)が法人向け評価用として販売するIoTデバイス「BL-01」を連携させた見守りサービスの実証実験を、ユニバーサルスペースの協力のもと実施すると発表した()。

 つながるライトは、トイレや風呂の電球をIoT対応電球に置き換えて点灯状況をクラウド上に送信することで、「いつもの時間にお風呂のライトが点灯しない」「24時間もトイレに入っていない」など、照明が点灯しない・長時間点灯し続けているといった異常を検知して家族や近所の見守り者にメール通知する。日常的に使う電球を使うことで、ストレスのない自然な見守りが可能。

 今回の実証実験では、IoT電球の点灯データを一括管理しクラウド上に送信するIoTデバイスに、BL-01を採用した。BL-01は、IoT電球の点灯・消灯状況を受信するセンサーを搭載する、インターネットへの接続機能を備えた小型のAndroid端末。点灯させたIoT電球にBL-01を近付けるだけで見守り設定を完了できる。複数の場所を見守り対象にすることが可能で、面倒な設定は不要で簡単に見守りサービスを開始できる。

 ユニバーサルスペースは、一般家庭約1万5000世帯に介護リフォームを行ってきた実績がある。9月上旬から過去にリフォーム実施済みの独居高齢者宅を対象に、つながるライト実証実験を開始予定。

 今後は、つながるライトで照明の点灯状況をビッグデータとして取得し、生活リズムを可視化することでヘルスケアへの応用も検討する。

「つながるライト」のWebサイト