米Uber Technologiesは現地時間2016年8月24日、ロボアドバイザー(自動投資助言サービス)の米Bettermentとの提携を発表した。UberドライバーがBettermentの個人年金サービスを利用できるようにする。

 同日より、一部都市のUberドライバーは、Uberアプリケーションから直接Bettermentに個人退職口座(IRA)を開設し、退職後に向けた積み立てや投資などに関するBettermentのサービスを1年間無料で利用できる。

 当初はシアトル、ボストン、シカゴ、ニュージャージーのUberドライバーが対象となるが、近いうちに全米に広げたいとしている。

 Uberが引用した米連邦準備制度理事会(FRB)のデータによると、米国民の約3分の1は、退職後のための貯蓄や年金積み立てを行っていないという。

 Uberのドライバー待遇を巡っては、従業員として扱うか、個人事業主として扱うかで訴訟が起こされている。Uberはサンフランシスコおよびマサチューセッツのドライバーに1億ドルを支払う和解案を提示したが、裁判所は先週、同和解案を否決した(米TechCrunchの報道)。

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