Perform Groupは2016年8月23日、スポーツコンテンツのライブストリーミングサービスである「DAZN(ダ・ゾーン)」の日本向けサービスを同日に開始したと発表した。

 サッカーや野球、バレーボール、ラグビー、バスケットボール、アメリカンフットボール、総合格闘技、モータースポーツ、ゴルフといった人気の高いものから、ダーツやビリヤードなどコアなファンを持つものまで、各種のスポーツの試合を年間6000試合以上、配信する。利用料金は定額制で月額1750円(税抜)。最初の1カ月はお試し期間として無料で利用できる。

 テレビやスマートフォン、パソコン、タブレット、ゲーム機などの端末でスポーツコンテンツを広告なしで視聴できる。ライブ配信のほか、見逃した試合を視聴可能な「キャッチアップ」機能も備える。ライブ観戦中に巻き戻しや一時停止をしたり、そのままライブ映像に戻ったりする機能を含むほか、ハイライト映像も視聴できる。

 「DAZN」はマルチデバイスに対応する。一つのアカウントで端末を6台まで登録でき、同時に2台まで視聴が可能。例えばテレビで試合を見ながらスマートフォンで他のチームの試合状況を確認したり、家族で別の場所から同じ試合を見たりすることができる。映像解像度はネット環境と視聴端末に応じて変わり、最高画質はフルHD(1080p)である。

 日本のスポーツファンに向けたローカライズコンテンツも提供する。制作権も持つコンテンツではPerform Groupの経験を活かし、最先端のカメラ技術による臨場感溢れる映像作りを行うという。東京・大門に設置したスタジオでは、日本のスポーツファン向けに編集したライブパフォーマンス分析データを活用する。試合前やハーフタイム、試合終了後に、試合や選手の分析データを使って多角的な視聴体験を提供することを目指す。日本語実況解説付きでのスポーツコンテンツの配信も実施する。