写真1●Qrio Hubの外観と利用イメージ
写真1●Qrio Hubの外観と利用イメージ
(出所:Qrio)
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写真2●Qrio Smart Lockの仕組み
写真2●Qrio Smart Lockの仕組み
(出所:Qrio)
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 Qrio(渋谷区)は2016年8月22日、ドアの室内側に取り付けることでスマートフォンからBluetoothで鍵を開け閉めできるようにするデバイス「Qrio Smart Lock」の周辺機器「Qrio Hub(キュリオハブ)」を発表した(写真1)。Qrio Hubを室内に配置しておけば、インターネットを介して遠隔地から鍵の開け閉めができるようになる。2016年冬に発売する。

 Qrio Smart Lockは、ドアのサムターン(室内側にある、鍵の開け閉めを行うための回転つまみ)の部分に取り付ける電子錠である(写真2)。近距離通信のBluetoothを用いてスマートフォンから指示を受けると、モーターで物理的にサムターンを回転させて鍵を開け閉めする。粘着テープを使って各種のドアに装着できる。電池(CR123A)を2本使う。

 今回、周辺機器としてQrio Hubを追加した。Qrio Hubは室内に設置するゲートウエイデバイスであり、外出先からインターネットを介して鍵の開け閉めが行えるようになる。Qrio Smart LockとBluetoothで通信できる範囲にある電源コンセントに直付して使う。インターネットには無線LAN機能を使って接続する。

 Qrio Hubでは、鍵の開け閉めに加え、鍵の開け閉めの状況をリモートから監視する使い方もできる。例えば、鍵が手動で操作された際に、Qrio Hubを介して遠隔地に通知できる。

 Qrio Hubの価格(税別、以下同)はオープンで、実売想定価格は7800円。一方、Qrio Smart Lockの価格は1万8000円。なお、Qrio Storeでは8月28日までの期間限定で1万5300円で販売する。期間中にQrio Smart Lockを購入したユーザーに、Qrio Hubが10%引きで買えるクーポンを提供する。