システム構成イメージ
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(出所:インターコム)
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 インターコムは2016年8月9日、最上位FAXサーバーソフトの最新バージョン「まいと~く Center Ver.1.5.0」を2016年8月31日に提供開始すると発表した。業務システムと連携して見積書や注文書などのFAX送受信を自動化するシステムを、従来のオンプレミスに加えてクラウド(IaaS)環境にも構築できる。

 最新版のVer.1.5.0は、新たにWeb API(HTTPリクエスト)による業務システム連携に対応した(オプション)。ERPや電子帳票、OCRなど業務システムからのHTTPリクエストを自動処理して、見積書や支払通知書をFAX送信したり、FAX受信した注文書を電子ファイルで業務システムに引き渡しできる。従来のAPI(.NET)に加えて選択肢が広がったことで、より多くの業務システムにFAX機能を提供できるようになる。

 最大18拠点までFAXモデムの分散配置に対応した。拠点ごとにFAX回線を引くことで、市内電話料金などの安い通話料でFAXを使用でき、回線集約型のシステム構成と比べて送信コストを大幅に削減できる。動作環境はWindows Server 2008/2012。Webクライアントは、Microsoft Edge、Internet Explorer、Firefox、Google Chrome、Safari(iOSのみ)。

 基本パックは、ソフトウエアとハードウエア、保守サポートサービスのセット製品。価格(税別)は、LAN接続アナログ4回線対応通信ハードウエアを1台同梱した「まいと~く Center/4回線版 NW用 1年保守付きパック」が184万円、「まいと~く Center/4回線版 NW用 5年保守付きパック」が304万円など。

 また、最新版に合わせて、新たにLAN接続で使用できるINSネット64対応通信ハードウエアを同梱したラインアップを追加する。ISDN回線を使用したFAXシステムをIaaSやサーバー仮想化環境で構築できる。追加ラインアップは、「まいと~く Center/INS64版 NW用 1年保守付きパック」が203万円、「まいと~く Center/INS64版 NW用 5年保守付きパック」が335万円。

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記事公開時、後ろから2番目の段落に誤字がありました。現在は修正済みです。 [2016/08/17 12:30]