キヤノンは8月9日、コンシューマー向けインクジェットプリンターPIXUS(ピクサス)シリーズのA4対応複合機をフルモデルチェンジ。本体をコンパクト化してデザインも刷新した4モデルを9月下旬に発売する(写真1)。ビジネス向けのMAXIFY(マキシファイ)シリーズも、2年ぶりに新モデルを投入。速度性能を上げたA4対応の複合機4モデルと単機能プリンター1モデルを10月上旬に発売する(写真2)。
PIXUSシリーズの今年最大の目玉は、本体のコンパクト化。従来のPIXUSは平らな台のようなデザインで横幅が435mmだったが、新モデルは全モデルが372mm。製品発表時点では国内他社の競合機と比べて最も横幅が小さくなった。売れ筋モデルのTS8030で見ると、昨年のMG7730と比べて体積は約29%、設置面積は約25%減っている(写真3)。本体前面の操作パネルは、手動で角度が変えられるようになった。なお、印刷エンジンは従来のモデルと変わらず基本性能は同等だ。