画面●Viber Outの利用イメージ(連絡先から発信先を選択)
画面●Viber Outの利用イメージ(連絡先から発信先を選択)
(出所:Viber Media)
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 Viber Mediaは2016年8月8日、インターネット電話アプリ「Viber(バイバー)」において、固定電話や携帯電話などの電話網に有料で発信するサービス「Viber Out」を無料で使えるトライアル(試験運用)を国内で開始した(画面)。無料のViber Outは、1回当たりの通話時間が10分までに限られるが、発信回数に制限はない。

 Viber Outを無料で提供する狙いは、Viperの利用者を増やすこと。「高品質の通話をより多くの方に体験してもらうため」(同社)としている。無料トライアルは8月8日の0時に開始しており、終了は未定。トライアルの終了日は、アプリ内メッセージおよび公式ホームページなどで事前に告知する。

 Viberは、インターネット電話(IP電話)アプリである。特徴は、ユーザーIDとして電話番号を利用すること。相手の電話番号さえ知っていれば、Viberをインストールしたユーザー同士の間で、IP電話を始められる。機能は、IP電話のほか、テキストチャットやボイスメッセージなど。アプリの稼働OSは、iOS、Android、Windows、OS X、Linux、Symbian。

 Viberには、Viber Outと呼ぶ、インターネット上のゲートウエイを介して固定電話や携帯電話などの電話網に発信する有料サービスがある。通話料は、プリペイド型であらかじめチャージしておく必要がある。今回のトライアルは、1回10分の制限が付くものの、チャージしておかなくてもViber Out機能を使えるようにした形である。既にチャージ済みの分は、海外に発信した場合を除いてトライアル終了までは使われず、無料化トライアルに一本化される。