大手テーマパーク運営の米Six Flags Entertainmentは、公式技術パートナーである韓国Samsung Electronicsの米国法人Samsung Electronics Americaと協力し、仮想現実(VR)体験の提供をさらに拡大すると、現地時間2016年8月5日に発表した。

 Six FlagsとSamsung米国法人は3月にVR分野における提携を発表。Samsungと米Facebook傘下の米Oculus VRが共同開発したVRヘッドセット「Gear VR」を用いたVRローラーコースターを、Six Flagsが運営する米国内9カ所のテーマパークに導入することを明らかにした(関連記事:米大手テーマパークとSamsungが提携、ローラーコースターに「Gear VR」を導入へ)。

 Six Flagsは今年の秋より、新たなVRローラーコースター「Rage of the Gargoyles」を米国およびカナダの8カ所のテーマパークで展開する。乗客はGear VRを装着し、無数のガーゴイルが襲いかかってくる360度のVR体験を楽しめる。

 Six Flags社長兼最高経営責任者(CEO)のJohn Duffey氏によると、春の導入以降、「VRローラーコースターに対する来場客の反応は極めて良い」という。

 Samsung米国法人最高マーケティング責任者のMarc Mathieu氏は、「この技術の非常に素晴らしい点の1つは、ローラーコースターのストーリー展開を変更し、新しいスリルと新たな来場目的を提供できることだ」と述べている。

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