カシオ計算機「EX-FR200」
カシオ計算機「EX-FR200」
(出所:カシオ計算機)
[画像のクリックで拡大表示]

 カシオ計算機は2016年8月4日、アウトドア体験を記録できるデジタルカメラ「エクシリム Outdoor Recorder(アウトドアレコーダー)」の新製品として、ワンシャッターで180度の全天周映像を記録できる「EX-FR200」を9月中旬に発売すると発表した。価格はオープン、予想実勢価格(税込み)は6万5000円前後。

 カメラ部とコントローラー部を分離したセパレートスタイル、レンズと液晶モニターを同一面に配したセルフィースタイル、カメラ部を折り畳んだカメラスタイルなど、シーンに応じて自由な撮影スタイルを選べる。単体のカメラを追加して、1つのコントローラーで2台のカメラを操作できる。

 180度の全天周撮影モードのほか、レンズを上向きにして撮影して周囲を切り出して展開する360度のパノラマ撮影モード、撮影範囲から中央部分をトリミングして画角を活かした対角208度の超広角撮影モード、カメラ部2台を同時に使用した360度の全天球撮影モードの4種類の撮影モードを搭載する。

 全天周・全天球モードで撮影した静止画・動画は、PC用アプリ「EXILIM 360 Viewer」やスマートフォンアプリ「EXILIM ALBUM」で閲覧できる。EXILIM 360 Viewerは、PC上で全天周・全天球イメージを再生・編集して、YouTube「360°Video」対応のファイル形式に変換してSNSに公開して楽しむことができる。

 EXILIM ALBUMは、スワイプ操作で表示エリアを動かして、全天周・全天球映像を直感的に確認できる。また、全天周や全天球モードで撮影映像を、静止画なら3カ所、動画なら2カ所の表示位置を自動選択し、歪みを補正して分割表示できる。アルバムの中から静止画や動画を自動セレクトしてBGMを付けて時系列で表示する「ハイライトタイムライン」などの機能も備えた。

 有効1195万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用。レンズは、F値2.8、焦点距離13.4mm(35mmフィルム換算)の円周魚眼レンズ。フォーカスはパンフォーカス。画像ファイル形式は、静止画はJPEG、動画はMOV形式、H.264/AVC準拠、IMA-ADPCM音声。約46MBの内蔵メモリーとmicroSDメモリーカードスロットを備える。本体寸法は幅60.9×高さ154.8×奥行き46.2mm、重さは約238g(合体時、メモリーカード含む)。

 同時に、カメラ部単体の製品「EX-FR100CA/FR200CA」を発売する。EX-FR200CAは、EX-FR200のカメラ部で、円周魚眼レンズを搭載する。予想実勢価格は5万円前後。EX-FR100CAは、従来製品「EX-FR100」のカメラ部で、超広角16mmレンズを搭載する。予想実勢価格は3万5000円前後。

製品情報
カシオ計算機のWebサイト