セゾン情報システムズは2016年8月3日、WebブラウザーやAPI、クライアントモジュールを使ってファイルを送受信できるプライベートクラウド型のファイル転送パッケージ「HULFT-WebFileTransfer Ver.3.0(HULFT-WebFT)」を同日発売したと発表した。最新版ではWebブラウザー経由で送信できるファイルサイズを拡大し、従来の日本語・英語に加えて中国語表示を追加した。

 ファイルをクラウド上にアップして相手にダウンロードリンクを伝える「ファイル転送サービス」を、顧客のプライベートクラウド環境において自社専用サービスとして構築するパッケージ。特別なハードウエアや高価な専用線などは不要で、インターネットを介して大量・大容量データをセキュアに送受信できる。

 最新版のVer.3.0では、インタフェースをHTML5準拠にしたことによりWebブラウザー経由での転送ファイルサイズを最大2GBまで拡大した。従来はFlash技術を用いており最大100MBの上限があった。また、1パッケージで日本語・英語・中国語に対応し、海外拠点での利便性が向上した。オプションの24時間365日サポートも日本語・英語・中国語で受けられる。

 動作環境はWindows Server 2008/2012、Red Hat Enterprise Linux 5/6/7、Amazon Linux AMI。Java実行環境はJDK 7.0/8.0。WebサーバーはApache Tomcat 7.x/8.x、WebSphere Application Server 8.x。データベースはOracle Database 11g/12c、Microsoft SQL Server 2008/2012/2014、PostgreSQL 9.2.x/9.3.x/9.4.x/9.5.x。

 また、社内システムのシステム連携・ファイル転送にファイル連携ミドルウエア「HULFT」を使用する顧客は、HULFT-WebFTを追加することで、インターネット経由でのHULFTと連携したファイル送受信が可能。価格(税別)は、製品本体と接続ライセンス20パックで160万円から。

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