韓国Samsung Electronicsが今週発表を予定している大画面スマートフォンの次期モデル「Galaxy Note7」の詳細な情報が流出したと、複数の米メディアが現地時間2016年7月30日までに報じた。

 Samsungは米ニューヨーク市で東部時間8月2日午前11時から製品発表イベント「Unpacked」を開催し、Galaxy Note7を発表する予定(関連記事:Samsung、8月2日の製品イベントで「Galaxy Note7」を披露)。

 実際にデバイスを見たという人物から情報を入手した米9to5Googleと、リーク情報屋として知られる「@OnLeaks」ことSteve Hemmerstoffer氏の情報を引用した米PCMagの報道によると、Galaxy Note7は5.7インチのQHD(解像度1440×2560ドット)Super AMOLEDディスプレイを搭載し、両サイドに曲面ディスプレイを採用する。画面保護に米Corningの「Gorilla Glass 5」を使用することが新たに分かった。

 OSは「Android 6.0.1 Marshmallow」を採用し、1200万画素のリアカメラと500万画素のフロントカメラを備える。サイズは153.5mm×73.9mm×7.9mm、重さは168g。64Gバイトのストレージ、4Gバイトのメモリーを装備し、IP68レベルの防水防塵仕様。新情報として、スタイラスペン「S Pen」も防水仕様という。

 虹彩認証、指紋認証、加速度計、ジャイロなどのセンサーを内蔵し、バッテリー容量は3500mAh。Bluetooth、Wi-Fi b/g/n/ac、NFC機能をサポートする。USB Type-Cポートを備え、USB-C/microUSB変換アダプターも提供される。

 米Appleの「iCloud」に対抗するクラウドサービス「Samsung Cloud」をバンドルし、購入者は5Gバイト分のストレージを無償で利用できる。

 プロセッサは不明だが、米Qualcomm の「Snapdragon 823」もしくは「Snapdragon 821」クアッドコアと噂されている。あるいはSamsung独自の「Exynos」プロセッサの可能性もある。

 発売は8月19日で、少なくともドイツDeutsche Telekomの米国子会社T-Mobileが扱う。他のキャリアからも同日またはその後、販売される可能性がある。

 また、Samsungは仮想現実(VR)ヘッドセット「Gear VR」の強化も実施する見込み。新しいGear VRはUSB-C経由でGalaxy Note 7と接続可能。視野角は既存の96度から110度に向上するという。