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 米Googleは現地時間2016年7月27日、「Google Play」のコンテンツを家族間で共有できるサービス「Family Library」を発表した。米国、カナダ、日本、ブラジルやフランスを含む12カ国で、数日のうちに段階的に利用可能にする。

 Google Playを通じて購入したアプリケーションやゲームなどあらゆるコンテンツを、最大6人の家族がさまざまなAndroid搭載デバイスを使って、追加料無しで共有できる。映画、テレビ番組、電子書籍は、iOS端末やデスクトップのWebからもアクセスできる。

 Family Libraryに加入する際、家族共通のクレジットカードを1つ設定する。メンバーはコンテンツ購入時に共通クレジットカードで支払ってもよいし、自身のクレジットカードやギフトカードを使用することもできる。コンテンツごとに共有するかどうか細かく設定でき、子どものコンテンツ購入について親の承認を必要とするペアレンタルコントロール機能も備える。

 Family Libraryは、Googleが「Google Play Music」で昨年12月より提供しているファミリープランとは別のサービスとなる。Google Play Musicのファミリープランでは、月額14.99ドルで最大6人の家族がオンデマンドの音楽ストリーミングを楽しめる。Googleは今回、同プランをアイルランド、イタリア、メキシコ、ニュージーランドに拡大することも明らかにした。さらに、Android端末からだけでなく、Webからも登録手続きを行えるようにする。

 なお、Family Libraryと同様のサービスとしては、米Appleが以前より「Family Sharing(ファミリー共有)」を提供している。家族の最大6人が、「iTunes」「iBooks」「App Store」で購入したコンテンツのほか、フォトストリームやカレンダー情報などを手軽に共有できる。

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