写真●日本オラクル常務執行役員 クラウド・アプリケーション事業統括 ERP/EPMクラウド事業本部長の桐生卓氏
写真●日本オラクル常務執行役員 クラウド・アプリケーション事業統括 ERP/EPMクラウド事業本部長の桐生卓氏
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 日本オラクルは2016年7月27日、予算管理や管理会計などの機能を持つクラウドサービス「Oracle Enterprise Planning and Budgeting Cloud Service、以下 EPBCS」を提供開始すると発表した。要員・人件費計画の策定や、社内外のプロジェクトの予算策定といった機能を提供する。事前に定義されたKPI (業績評価指標)などの指標を基に、レポート作成したりダッシュボードを使って分析したりできる。

 EPBCSは、同社のSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)である「Oracle Planning and Budgeting Cloud Service」に、機能を追加したSaaSだ。

 発表会に臨んだ、日本オラクル常務執行役員 クラウド・アプリケーション事業統括 ERP/EPMクラウド事業本部長の桐生卓氏は「グローバルで1600社以上に採用されているPBCSに、ベストプラクティスを基にしたテンプレートを実装して提供する」と話した(写真)。

 EPBCSは、4つのモジュールから構成される。要員・人件費計画の「Workforce Planning」、社内外のプロジェクトに対し予算策定、進捗管理できる「Project Financial Planning」、設備投資計画を支援する「Capital Asset Planning」、KPIが事前に定義された組み込み型のテンプレートを提供する「 Financial Statement Planning」だ。

 各モジュールは、それぞれ個別にも導入できる。利用価格は1ユーザー当たり月額3万円(税別)で、10ユーザーから利用可能となっている。