米Appleが、任天堂の人気ゲームアプリケーション「Pokemon Go(ポケモンGO)」の最初の1週間のダウンロード数がiOS向けアプリケーション配信/販売サービス「App Store」の記録を更新した事実を明らかにしたと、一部海外メディアが報じている。米技術系ブログサイト「TechCrunch」と米ゲームサイト「Polygon」が現地時間2016年7月22日に報じた。

 Pokemon Goは、まず米国、オーストラリア、ニュージーランドで7月6日にリリースされ、段階的に各国に拡大。日本では7月22日に配信が始まった。

 日本で公開される前に、米投資会社NeedhamのアナリストであるLaura Martin氏は、Pokemon GoによってAppleは1~2年のうちに30億ドルの収入を得るだろうとする予測を発表している(関連記事:大ヒットの「ポケモンGO」でAppleが30億ドルをゲット、米アナリストが予測)。

 Appleは詳細な数字を明らかにしていないが、米調査会社Sensor Towerは7月21日、Pokemon Goが従来の最高記録を大幅に上回ったとの調査結果を公表していた。Sensor Towerのデータによると、大ヒットゲーム「Angry Birds 2」と「Candy Crush Jelly Saga」はリリースから1週間のダウロード数がそれぞれ220万と180万だったが、Pokemon Goは720万という。「Google Play」を通じてダウンロードされたAndroid版も合わせると、累計ダウンロード数は4000万を超え、売上高は4500万ドル以上と推計される(米Fortuneの報道)。

 米CNN Moneyによると、Pokemon Goは公開後すぐにApp Storeの無料アプリケーションの首位に立ち、トップの座を維持している。7月22日時点でGoogle Playでも無料アプリケーションの1位になった。Pokemon Goは他のアプリケーションにも影響を及ぼし、ポケモンを見つけるためのサードパーティーのアプリケーション「Poke Radar」は、App Storeで米国無料アプリケーションの3位に入っている。