米Googleは現地時間2016年7月21日、電子書籍サービス「Google Play Books」に、デジタルコミックのふきだし(セリフ部分)を拡大表示する機能「Bubble Zoom」を追加すると発表した。

 Bubble Zoomは、スマートフォンやタブレット端末でデジタルコミックを読んでいる際、タップするごとに順にふきだしのみを拡大表示し、セリフを読みやすくする。これまでのように一部のふきだしの細かい字を読むためにページ全体を拡大する必要がなくなる。

 Googleによると、ページ上のふきだしを認識するには、写真に写っている物体(例えば「犬」など)を検知するのと同様の機械学習技術を利用しているという。

 Bubble Zoomは、まずAndroid向けGoogle Play Booksにテクニカルプレビュー機能として実装される。当初は米Marvel Comicsと米DC Comicsのコミックコンテンツに対応する。いずれ、すべてのコミックおよびマンガコンテンツでも利用できるようする予定。

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