営業企画を担当する二宮康之氏
営業企画を担当する二宮康之氏
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 2016年7月20日から東京ビッグサイトで開催している「インバウンド・ジャパン2016」で、広告会社の協同制作はデジタルサイネージ「D-smart」シリーズを同社ブースで紹介している。画像や動画の表示を制御するPCと液晶ディスプレーから成る製品で、施設案内や広告を表示できる。同社は多言語のコンテンツを表示したい利用者向けに、コンテンツを翻訳するサービスも提供している。

 D-smartシリーズは標準モデルの「STW」や、タッチディスプレーを使った「Touch」など複数のモデルがある。画像・動画の表示を制御するソフトは協同制作が開発した。営業企画を担当する二宮康之氏は「購入したソフトを使うとライセンス料がかかる。価格を抑えるため、(制御ソフトを)自社開発した」という。STWモデルは20万円以下から購入できる。

 デジタルサイネージに表示する画像や映像は利用者が用意するが、タッチディスプレーを使って視聴者が操作できるコンテンツは、協同制作が依頼を受けて作成している。「最近は表示するコンテンツの翻訳もしている」(二宮氏)。訪日外国人向けに多言語対応を希望する利用者の需要があるという。コンテンツの翻訳サービスはタッチディスプレー以外のD-smartでも利用できる。