カシオ情報機器 新規事業推進グループの佐藤宏和リーダ
カシオ情報機器 新規事業推進グループの佐藤宏和リーダ
免税処理に対応したレジスター「VX-100」
免税処理に対応したレジスター「VX-100」

 2016年7月20日から東京ビッグサイトで開催している「インバウンド・ジャパン2016」のカシオ情報機器のブースでは、免税対応オプション付きレジスター「VX-100」を紹介している。レジ処理と同時に免税書類を作成できるのが特徴だ。精算時にパスポートをスキャンして、パスポートに添付する免税書類を作成できる。2016年3月から提供している。

 カシオ情報機器の販売するVX-100は、POS(販売時点情報管理)端末を持たない比較的小規模な店舗向けのレジスターだ。免税対応オプションはパスポートをスキャンできるスキャナーが付き、レジ処理ソフトに免税処理機能を追加する。パスポート情報を読み込むスキャナーは空港の税関で使っているのと同じ物を使っている。

 新規事業推進グループの佐藤宏和リーダは「お土産屋、お茶屋、扇子屋といった店舗からの需要が多い。利用者から(免税処理の)操作が簡単だと好評を受けている」と話す。価格は店舗規模や形態によるが、5年間の保守サービス込みで60万〜70万円程度だという。価格は商品情報の登録やPCとの連動設定といった初期作業費も含む。