森ビルは2016年7月19日、港区と「区民等への情報伝達に関する協定」をこのほど締結し、同協定を受けた情報連携の第一弾として、六本木ヒルズレジデンスの居住者向けに港区より提供される地震・大雨といった災害情報や不審者などの防犯情報の提供を7月20日に開始すると発表した。

 森ビルは、港区との協定締結を受け、港区より提供される地震・大雨といった災害情報を住民向けテレビ番組「レジデンスコミュニティビジョン(RCTV)」にて各住戸で視聴できるように整備した。館内テレビ共視聴設備を利用して、災害時における情報入手ツールとして信頼性の高い地上波テレビ放送帯域を活用する。居住者はこれらの情報を地上デジタル放送の第3チャンネルを選局すれば入手できる。

 港区から提供される情報のほか、フロントからのお知らせなどの森ビル独自の情報や自治会情報、公共交通機関運行情報、天気情報も配信する。様々な情報を提供し、居住者に対するサービスの向上を図る。

 森ビルは今後、港区内で同社が管理運営する住宅や事務所、商業施設などに対し、順次情報提供を開始する。住宅・事務所・商業施設などに対する行政情報の即時配信を目的に、港区が民間企業と協定を締結することは初めての取り組みという。

 なお同日にスカパーJSATは、NTT東西地域会社が持つ光ファイバーを利用して放送信号を伝送できる「スカパ-JSAT施設利用サービス」が森ビルのRCTVと連携したとする報道発表を行った。

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