SCSKは2016年7月19日、Excel感覚で業務アプリを簡単に作成できるWebアプリ作成・運用のクラウドサービス「CELF(セルフ)」の提供を開始した。業務アプリの開発を外部に委託せず、自社内で低コストで素早く作成できる。利用料金(税別)は1ユーザーあたり月額1500円から(最小10ユーザーから)。

 Excelに似たユーザーインタフェースを採用し、画面レイアウトだけでなく関数を利用した業務アプリを作成できる。データベースへのアクセスや入力データのチェックなどの処理についても、基本的な処理を行うグラフィカルなブロックをドラッグ&ドロップで組み合わせて、マクロのような動作ロジックを視覚的に作成できる。

 また、標準で外部データベースと接続する機能を搭載し、稼働中の基幹システムのデータベースなどと連携するアプリを作成できる。基幹システムで登録したデータをリアルタイムで共有するといった機能拡張も、基幹システムを改修することなく実現できる。

 作成したアプリは、範囲を限定して公開することが可能で、複数人でセキュアに共有できる。オフライン実行にも対応し、ネットワークにつながらない環境でも業務を進めることができる。OSやブラウザーに依存しないため、OSやブラウザーのバージョンアップに伴うアプリ改変が不要だという。

 サードパーティー製のサービスやソフトウエアとの連携にも対応する。今後、EAIソフト「DataSpider」(アプレッソ)や「ASTERIA WARP」(インフォテリア)、介護・福祉ソフト「ほのぼのシリーズ」(エヌ・デーソフト)、基幹業務クラウド「PCAクラウドWeb-API」(ピー・シー・エー)などと連携するためのCELFアダプタのリリースを予定している。

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