NECは2016年7月19日、ユーザー企業によるAI(人工知能)の活用を支援するコンサルティングサービス「AIディスカバリープログラム」(図1)の提供を開始した。事業ビジョンやコンセプトの企画、AI活用シナリオの検討、アクションプランの策定、実現性の検証などを支援する。実施期間および費用は個別見積り。
500プロジェクト以上のAI適用実績をベースに、業種やテーマごとに検討項目やタスク内容、成果物などをサンプルとしてテンプレート化した。テンプレートの活用によって、従来であれば3カ月以上かかっていたAI活用の検討を、最短で1カ月に短縮できるとしている。
テンプレートの第一弾として、需要の大きな4業種(製造、エネルギー、交通、金融)向けに、4テーマ(顧客エンゲージメント強化、業務自動化・効率化、リスク回避、コスト削減)で用意した。テンプレートの業種とテーマは今後順次増やしていく予定である。
AIディスカバリープログラムに合わせて、NECのAI技術を「NEC the WISE」としてブランド化したことも発表した。同名称とマーク(図2)をグローバルで展開する。