米IBMは現地時間2016年7月18日、同年第2四半期(2016年4~6月)の決算を発表した。17四半期連続の減収となったが、クラウドなど戦略的事業が好調でアナリスト予測を上回った。
売上高は202億3800万ドルで、前年同期と比べ3%減少した。継続事業による米会計原則(GAAP)ベースの純利益は25億500万ドルで前年同期と比べ29%減少、1株当たり利益は2.61ドルで同27%低下した。
特別項目を除いた非GAAPベースの場合、純利益は同25%減の28億3500万ドル、1株当たり利益は同23%減の2.95ドルとなる。
アナリストらの予測は売上高が200億3000万ドル、特別項目を除いた1株当たり利益が2.89ドルだった(米Forbesの報道)。
事業別の売上高を見ると、ソリューションソフトウエアやトランザクション処理ソフトウエアを含むCognitive Solutions部門の売上高は46億7500万ドルで、前年同期から3.5%増加した。
コンサルティングやビジネスプロセスアウトソーシング、アプリケーション管理などを含むGlobal Business Services部門は前年同期比2.0%減の42億5500万ドル。技術サポートサービスやクラウドインフラサービスなどを含むTechnology Services and Cloud Platforms部門は同0.5%減の88億5700万ドルだった。
システムハードウエアやOSを手がけるSystems部門は、売上高が19億5000万ドルで前年同期比23.2%減と大きく落ち込んだ。融資サービスなどを含むGlobal Financing部門は売上高が4億2400万ドルで、同11.3%減少した。
IBMはクラウドサービス、ビッグデータ分析、モバイル、ソーシャルネットワーク、セキュリティーを「戦略的必須事項(Strategic Imperatives)」と位置付け、収益率の高い事業への移行を図っている。これらの事業の合計売上高は約83億ドルで前年同期に比べ12%増加した。中でもクラウド事業は約34億ドルを売り上げ、同30%成長した。過去12カ月における戦略的必須事項の合計売上高は約310億ドルにのぼり、総売上高の38%を占める。
2016年通期の業績見通しについては、非GAAPベースの1株当たり利益を13.50ドル以上とする従来予測を維持した。GAAPベースの予測は12.23ドル以上となる。
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