米Appleが2016年秋に発売すると見られている「iPhone 7(通称)」のモックアップの写真や動画が、フランスのWebサイトなどに掲載されたと、複数の海外メディア(米TechCrunch米CNET米MacRumorsなど)が現地時間2016年7月18日までに報じた。

 それによると、次期iPhoneには、画面サイズが4.7インチの「iPhone 7」と5.5インチの「iPhone 7 Plus」、そして同じく5.5インチの「iPhone 7 Pro」があるという。このうち、iPhone 7 Proのカメラシステムはデュアルレンズを備えている。これはApple製品の市場動向に詳しい台湾KGI Securitiesのアナリスト、Ming-Chi Kuo氏が先に予測していた仕様と同じという。

 またiPhone 7 Proは、iPad Proでキーボードとの接続部に採用された「Smart Connector」を備えているという。Appleはこれをバッテリーケースとの接続に利用するのではないかとTechCrunchは伝えている。

 一方で「iPhone 7」と「iPhone 7 Plus」はデュアルレンズを備えていないが、背面カメラのレンズ口径が従来モデルに比べ大きく、突起部も大きい。これにより暗所撮影時の画質向上が図られる可能性があるとTechCrunchなどは伝えている。またこれらのモックアップによると、従来モデルにあったヘッドフォンジャックがなく、その部分にスピーカーが1基追加されている。

 こうした情報には疑わしい点があり、完全に信用することはできないが、今回の写真や動画はこれまで報じられてきた内容と一致する部分もあると、CNETの記事は伝えている(関連記事:iPhoneの2016年発売モデル、本体デザインの大幅変更はない見通し/関連記事:「iPhone 7 Plus」では256GB版追加か バッテリーも大容量化との報道)。