慶應義塾大学と野村ホールディングスが共同で立ち上げたベンチャーキャピタルの「慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)」は2016年7月19日、7月1日に慶應義塾大学の研究成果を活用したベンチャー企業に投資するファンドを設立したと発表した。

 出資者には大手金融機関などが名を連ね、ファンド総額は約45億円となる。1号ファンドではIT融合領域やデジタルヘルスなどの4分野を中心に、慶應義塾大学の研究成果を活用するベンチャー企業約20社に投資する。

 KII代表取締役社長の山岸広太郎氏は、「4カ月で約45億円を調達できたのは想定以上に順調な滑り出し。大学発の研究開発型ベンチャーや慶應義塾大学の研究成果への期待を感じる」と語る。