図1●受信側の構成(アマネク・テレマティクスデザインの資料から、以下同)
図1●受信側の構成(アマネク・テレマティクスデザインの資料から、以下同)
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図2●番組制作における四つのモットー
図2●番組制作における四つのモットー
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図3●ハードやソフトの開発会社向けに四つのモジュールを準備
図3●ハードやソフトの開発会社向けに四つのモジュールを準備
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 V-Lowマルチメディア放送「i-dio」上で、日本初のドライバー向け専門放送局を運営するアマネク・テレマティクスデザインは、2016年7月15日に「Amanekチャンネル」の本放送をスタートさせた。

 これに合わせて、放送を聴きながらi-dioのIPDCを使った様々な体験ができる「Amanekチャンネルアプリ」(無料)を同日にリリースした。また、自動車での利用を考慮した「i-dio 車載対応TunerBox」の販売を開始した (図1)。

 2016年7月15日は、エフエム東京が中心となって組織するマルチメディア放送ビジネスフォーラムが第9期第1回総会を開催した。コンテンツプロバイダーの1社として、アマネク・テレマティクスデザインが登壇し状況を報告した。

 まず取締役副社長の庄司明弘氏が、アプリの説明などを行った。同チャンネルはドライバーに特化した放送を行っており、Amanekチャンネルアプリでは、スマホの画面を見ないでも操作できるように、いわゆるノールックインタフェースとした。音量を制御したり、気になる楽曲オンエアされたときに楽曲に関するデータをメモができるブックマーク機能などを、簡単に行うことができる。

 番組面では、「いつでもドライバーの安心・安全とドライブの楽しさをサポートする」ことをコンセプトにしており、この日は番組の制作にあたりモットーとしていることを四つ紹介した (図2)。また、番組の制作会社の協力を得ており、「私たちが素人な分、何十年とラジオ番組の制作に携わってきた経験豊富な方の力も借りていることを報告しておく」と述べた。

 四つのモットーのうち、最新情報への乗り遅れを防止するという観点から、キュレーションマガジン「antenna」と連携が始まったと報告した。「おでかけ」「クルマ」「ドライブ」など今の旬な情報をナビゲーターの感性でピックアップして紹介する予定。

 代表取締社長の今井武氏は、受信環境の整備に向けて、ハードウエアやソフトウエアの開発会社が自社の製品に組み込んで利用できる四つのハードウエアおよびソフトウエアのモジュールの準備を進めていることを説明した (図3)。

[本放送開始に関する発表資料(PDFファイル)へ]