米Amazon.comは現地時間2016年7月13日、会員制プログラム「Amazon Prime」の加入者向けに7月12日に開催したタイムセール「Prime Day」の注文数が過去最高を記録したと発表した。

 Prime Dayの開催は昨年に続いて今回が2度目。2015年のPrime Dayは2014年のブラックフライデー(感謝祭である11月第4木曜日の翌金曜日)の注文数を上回った(関連記事:Amazon.com、「Prime Day」セールの注文数がブラックフライデーを突破)。今年のPrime Dayの注文数は、前回のPrime Dayと比べ世界全体で60%以上、米国では50%以上多かった。さらに2015年のブラックフライデーとサイバーマンデー(感謝祭翌週の月曜日)の注文数も超えたという。

 「Kindle Fire」や「Echo」などAmazon.comデバイスの世界における1日当たりの販売数も過去最高を記録した。Prime Dayの1日だけで、世界で200万点以上の玩具、100万足以上の靴、9万台以上のテレビ、1万4000台以上の中国Lenovo Group(聯想集団)製ノートパソコンが売れた。

 Amazon.comの製品で最も売れたのはスティック型映像配信端末「Fire TV Stick」だった。Amazon.comデバイス以外で、各国で最も売れたアイテムを見ると、米国では圧力鍋マルチクッカー、日本はカルビーの朝食シリアル、スペインは米SanDiskのUSBメモリースティック、英国は電動歯ブラシセットだった。

 今年の開催でもいくつかの不具合が報告され、セール開始直後に商品を購入しようとしたユーザーから「商品を買い物カゴに追加できない」といった苦情が寄せられた。Amazon.comは数時間後に不具合を解消したことをTwitterで報告している(米CNETの報道)。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]