先ごろ米国などで先行リリースされたモバイルゲームアプリ「Pokemon Go」は、その米国における「App Store」と「Google Play」を合わせたダウンロード件数がすでに1500万件達するなど、驚異的な成功を収めている。こうしたリポートをモバイルアプリのマーケティング調査会社、米Sensor Towerが現地時間2016年7月12日に公表した。

 それによると、Pokemon Goのリリースから5日後に当たる7月11日時点の、iPhoneユーザーの1日当たり平均利用時間は約33分だった。これに対しFacebookアプリの1日当たり平均利用時間は約22分。Snapchatは約18分、Twitterは約18分、Instagramは約15分だった。

 Pokemon Goはこのランキングで、ほかの人気モバイルゲームである「Game of War」(1日当たり平均利用時間は約2時間)や「Candy Crush Saga」(同約43分)を下回るものの、その出足は非常に好調だという。モバイルゲームのファンは、従来からのファン、新たなファンを問わず、新しく登場したこのゲームに多くの時間を費やしているとSensor Towerは指摘している。

 Sensor Towerの別のリポートについて報じている米TechCrunchによると、Pokemon GoのiOS版は、そのアプリ内課金で1日当たり約160万ドル(約1億6700万円)の収益を上げているという。

 また米VentureBeat によると、Pokemon Goは先行リリースされた米国、オーストラリア、ニュージーランドでダウンロード件数、売上高ともに1位になった。369億ドル規模と言われるモバイルゲームの市場は、Pokemon Goのようなアプリが新たな顧客を取り込むことで、その規模をさらに拡大する可能性があるとVentureBeatは伝えている。

[Sensor Towerの発表資料]