文化庁は2016年7月13日、同庁の関西移転に向けたテレワークの実証実験を報道関係者向けに公開した。京都市内にある京都芸術センターに設けた臨時オフィスと、東京都内の文化庁の執務室で会議できるシステムを構築した(写真)。

写真●東京の文化庁の執務室の様子。一番左に座っているのが石破地方創生担当大臣。ディスプレーに投影された映像中の、馳文部科学大臣と会議に臨んだ
写真●東京の文化庁の執務室の様子。一番左に座っているのが石破地方創生担当大臣。ディスプレーに投影された映像中の、馳文部科学大臣と会議に臨んだ
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 京都芸術センター内の臨時オフィスでは視察中の馳浩 文部科学大臣が、文化庁の執務室では石破茂 地方創生担当大臣が、互いに会議を進めた。文化庁の執務室内では、横2.2メートル×縦1.25メートルのディスプレーを2枚用意。京都芸術センター内の臨時オフィスの映像を投影した。京都芸術センター内の臨時オフィスで、馳 文部科学大臣は「通信技術の発展は目覚ましい。あたかもその場に石破大臣がいるように表現されている」と話した。

 実証実験の期間は7月11日~24日。映像を投影する会議システムの構築は、NECネッツエスアイとNTTラーニングシステムズが担った。