米Facebook傘下の米Oculus VRは現地時間2016年7月12日、年次開発者会議「Oculus Connect 3」を10月に開催すると発表した。また、出荷が遅れていた仮想現実(VR)ゲーム用ヘッドセット「Oculus Rift」の予約注文分の発送が完了したことを明らかにした。

 Riftは1月6日に予約注文の受付が始まり、3月28日に出荷を開始した。しかし早期注文者の多くは4月になっても商品を受け取れず、Oculus VRは「予想外の部品不足が影響を及ぼしている」として謝罪。早期注文者の送料および手数料を負担することを決定した(関連記事:仮想現実デバイス「Oculus Rift」出荷に遅れ 部品不足で)。

 Oculus VRによると、現在すでに予約注文分をすべて出荷しており、同社オンラインストアで新規にRiftを購入した場合の出荷見込みは2~4営業日以内という。

 また、Rift専用コントローラー「Oculus Touch」については、年内リリースに向けて順調に作業が進んでいると述べた。Oculus Connect 3ではTouchに関する詳細と30本以上のローンチタイトルを発表する予定。

 Oculus Connect 3は米カリフォルニア州サンノゼで10月5日~7日に開催する。Brendan Iribe最高経営責任者(CEO)、John Carmack最高技術責任者(CTO)、Michael Abrashチーフサイエンティストによる基調講演や、50以上の講義、体験の機会などが用意される。太平洋時間8月2日午前9時より、専用サイトで参加申込みを受け付ける。

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