問診システムの例
問診システムの例
(出所:シャンティ)
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 シャンティは2016年7月12日、ロボットを活用した「ロボット連携問診システム」を開発したと発表した。東京ビッグサイトで7月13~15日に開催される「国際モダンホスピタルショウ2016」に出展し、予約受付を開始する。製品版は2017年春をめどに提供開始する予定。

 ロボットを使うことで、患者にも分かりやすく入力できるようにした電子問診システム。過去の症例データや専門書からの知見、各医院で最近頻発している症例の自動学習などを基にした診療補助により、問診結果からトリアージュ(識別救急)を通知する。

 見落としがちな症状や潜伏の可能性のある他科の病などの可能性がある場合は、電子カルテ画面にポップアップで知らせる。また、高熱時や感染症の疑いがある場合は受付のパソコンに通知し、インフルエンザやはしかの院内感染の軽減に貢献する。問診が終わったら自動で受付終了し、順番待ち番号が発行される。

 国際モダンホスピタルショウ2016に出展するシステムでは、事例ベースの推論技術を用い、過去データから疑いのある症例を検索する。製品版ではAIベースの医療補助を採用する予定。価格は、初期導入費用が90万円から、月額費用は3万円から。

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