NHK(日本放送協会)は2016年7月7日に、リオオリンピックの実験的な4Kネット配信を実施すると発表した。

 NHKはBSを使って8月1日にスーパーハイビジョン(8K)試験放送を開始し、リオデジャネイロオリンピックの模様も放送する。この大会の期間中に届く競技中継などの一部について、8K映像を4K映像に変換したうえで、ハイブリッドキャストとNHKオンデマンドを通じて試験的に配信する。

 ハイブリッドキャストでは、試験放送で放送する一部競技のライブストリーミングや競技のハイライトを提供する。NHKオンデマンドでは、試験放送の中で放送済みの注目競技のハイライトや総集編、開会式のハイライトなどを提供する。

 いずれも、4Kテレビ受信機の利用のほか、「外部の配信事業者を経由すること」「高速の通信回線にテレビ受信機を接続すること」などが前提になる。ハイブリッドキャストでは、同方式対応の4Kテレビ受信機が必要となる。外部の配信事業者は、今後公表する予定。

 NTTぷららは同日、外部の配信事業者として、ひかりTVの利用者に対してこの二つの4K実験的ネット配信サービスを視聴できるようにすると発表した。

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