韓国Samsung Electronicsは現地時間2016年7月7日、同年第2四半期の業績見通しを発表した。韓国採択国際会計基準(K-IFRS)に基づいた連結売上高予測(中間値)は約50兆ウオンで、前年同期と比べ3%増加する見込み。連結営業利益予測(中間値)は同17%増の約8兆1000億ウオンになると見ている。

 2016年3月にリリースしたフラッグシップ機「Galaxy S7」(関連記事)の好調な売れ行きがモバイル事業の利益を押し上げたと、海外メディアは報じている。

 英Reutersの報道によると、Samsungが発表した営業利益見通しはアナリスト予測の7兆8000億ウオンを上回り、8兆5000億ウオンだった2014年第1四半期以降、最も高い水準という。

 米Wall Street Journal(閲覧には有料登録が必要)が引用したアナリスト予測では、モバイル事業の営業利益率は14%に上昇し、18%を記録した2014年第2四半期以来の高水準になる見込み。Galaxy S7の出荷台数は1700万台と推計される。

 米New York Timesは、Galaxy S7の根強い人気がモバイル事業の業績回復をけん引し、下位機種の安定した販売がそれを支えていると伝えている。

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