DS-1630
DS-1630
(出所:セイコーエプソン)
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 セイコーエプソンは2016年7月7日、ドキュメントスキャナーと高精細フォトスキャナーの新製品6機種を7月28日から順次発売すると発表した。ドキュメントスキャナーは、シートフィード型の高速スキャンモデル「DS-530/570W」、コンパクトモデル「DS-310/360W」、フラットベッド型「DS-1630」の5機種、フォトスキャナーはフラットベッド型の高精細モデル「DS-G20000」の1機種。価格はオープン。

 DS-530/570Wは、A4対応のシートフィードスキャナーで、毎分35枚の高速スキャンに対応。また、従来機の約2倍になる大径の給紙ローラーを採用したことで、薄紙から厚紙まで幅広い用紙種類、用紙サイズに対応した。長尺紙は最大6mまでスキャン可能で、心電図や店舗の売上報告用レシートのスキャンなどの業務用途に活用できる。光学解像度は600×600dpi。本体寸法は幅296×奥行き169×高さ176mm、重さは約3.7kg。

 DS-530は、2015年1月発売のフラットベッドスキャナー「GT-S650」をオプションの接続ユニットと組み合わせることで、フラットベッド付きシートフィードスキャナーにすることが可能。破れた原稿や冊子などはGT-S650の原稿台を利用できる。インタフェースはUSB 3.0、オプションでギガビットイーサネットに対応する。予想実勢価格(税別)は3万円台後半。DS-570Wは、IEEE 802.11b/g/nの無線LAN接続に対応したモデル。予想実勢価格は4万5000円前後。

 DS-310/360Wは、従来機と同等の片面毎分25枚の高速スキャンを維持しながら、容積比でDS-310は従来機DS-510の約81%減、DS-360Wは従来機DS-560の約75%減と大幅にコンパクト化した。未使用時などは引き出しなどに収納できる。また、プラスチックカードのスキャンにも対応。前面給紙の前面排紙となるスイッチバック方式により、背面スペースが不要で作業できる。光学解像度は600×600dpi。