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 カナダBlackBerryは現地時間2016年7月5日、物理的キーボードを搭載したスマートフォン「BlackBerry Classic」の製造を中止する方針を明らかにした。

 Classicは2014年12月に投入した機種で、「QWERTY」キーボード、トラックパッド、ナビゲーションキーを搭載する。3.5インチの1080p HDディスプレイ(解像度は720×720ドット)を備え、OSは同社の「BlackBerry 10」を採用している(関連記事:BlackBerryのQWERTY搭載スマホ「Classic」、アンロック版449ドル)。

 BlackBerry最高執行責任者(COO)兼デバイス部門担当ジェネラルマネージャーのRalph Pini氏は、「ポートフォリオの革新と発展を続けるため、スマートフォンのラインアップを最先端のデバイスで刷新する」と述べ、Classicの終了はその一環だと説明した。

 同社はBlackBerry 10のサポートを引き続き提供し、2016年8月に「BlackBerry 10.3.3」を公開する予定。続いて2017年にアップデートを実施する見込み。

 政治ニュースサイトの「Politico」が先週、すべてのBlackBerry 10搭載デバイスの生産が終了するとの米上院議員の流出メモの内容を報じたが、BlackBerryは今回、Classic以外のBlackBerry 10デバイスについては言及していない(米TechCrunchの報道)。

 また、米BGRが入手した情報によると、BlackBerryは今後、四半期ごとにAndroid搭載端末を発表する計画という。7月か8月に5.2型の「Neon」(開発コード名)、10月に5.5型の「Argon」(同)を投入し、2017年にリリースする「Mercury」(同)は物理キーボードを備えていると噂されている。

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